ダイビングショップmic21梅田店の昭和の忘れ形見

KUWA-BARAです。

東日本大震災から

当時、東京のパチンコ屋でバイトリーダーに上り詰めながら

近隣のデパートの花屋でパートをしつつ

音楽活動とウェブデザインの仕事を掛け持ち

寿司と水のデリバリーもこなしていた桑原。

器用貧乏の極みでありながら30代も半ばでした。

3月のある日

いつものようにhondaマグナ50ccで旧江戸川沿いを

まだ肌寒い春の風がハンドルを握る手をかじかませるそんな日でした。

朝から天気も良く勤め先のパチンコ屋で

常連のおばちゃんのジャグラー目押しが僕の仕事。

バイトリーダーは　一島56台、全9島　合計台数504台のパチンコホールと

227台のスロットコーナーを行ったり来たりで

担当コースのスタッフ休憩を交代しながら回していました。

景品カウンターで特殊景品をあつかい

端玉の交換はチョコにしましょか？貯玉にしますか？

場内の案内マイクでご挨拶。

「本日もパラッ〇ォへご来店誠にありがとうございます。

当店の風営法に基づき18歳未満の方のご遊戯はおことわりしております

また18歳になられましても学生の方のご入場は固くお断りしております～～　ご遊戯中はどうぞハンドルからお手を離さずご遊戯くださいませ。。。。」

ホール内を駆け回り

前半の休憩が終わり

休憩後半を回すために　大海物語のコースへ張った時が

丁度、14時40分

インカムで休憩の指示を出したのが14時45分でした。

休憩に入るスタッフがバックヤードに言った時でした。

あの地震の最初の揺れです。

まるでコントの様にまっすぐある事ができない

立っていられない揺れで本気で死ぬ気がしました。

一気にパチンコホールから人が外へ流れ出します。

ももすごい人の流れでした。

年よりのパチンカーは立ってパチンコ台につかまるのがやっと。

大海物語のコースはお年寄りが多いのです。

助けに向かいますが本気でまっすぐ歩けません。

そうこうしているうちに最初の揺れは収まります。

パチンコ店の前は多くのお客さんや通行人で埋め尽くされてました。

5分くらいの沈黙でしたでしょうか

このタイミングと意を決した一人がホール内に突入すると

ゾロゾロと店内に人が流れ始めました

今度は　ホール内に人の濁流ができます。

みな　我先に出玉の交換へ急ぎます。

出玉計量機（通称ジェット）に球を流すお客でごった返します。

もちろん景品交換カウンターも長蛇の列！

そのときです

第二波の大きな揺れ！！

パチンコ504台スロット227台の巨大ホールの上は6階までが立体駐車場の

巨大パチンコ店に襲い掛かる東日本大震災！

桑原の運命は！！？

最終回　後編

いよいよクライマックス！

まっとうな人生を模索する35歳　桑原は！

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海遊びの事なら梅田地下街

泉の広場あがってすぐそこ。

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（↑昭和のcm風）

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